私のすきなもの
わたしのまわりのすきなものたちのこと

厚い本 その2

そして、2冊目

ピストルズピストルズ
(2010/03/24)
阿部 和重

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前のにも増してまた厚い。
かなり読み応えがありました。

神町の若木山のふもとにある菖蒲家は、魔術師の家とのうわさがある。
以前地元の歴史などを調べていて、そのことがきっかけである事件が起こり、
その後自分の殻に閉じこもって生きてきた本屋の店主が、あるきっかけから、
菖蒲家の二女から語られる菖蒲家の歴史を聴くこととなる。

礼儀正しく丁寧な二女の語りで、次から次へと語られる菖蒲家の歴史は
読み進むうちにずいぶんドロドロしたものに変わっていきます。
淡々と語られるその語りにのせられ、そしてそれからどうなったの?と次が気になり次から次へ。

半分ぐらいまで来ると、初めの頃の、果樹園に囲まれ、かぐわしいにおいに包まれる菖蒲家の様子から
そうぞうしていた話とはずいぶんと様子に代わってきたことに気づきました。

1400年だったかな?の歴史があると言われる菖蒲家の歴史は本当なのか。
祖父の呪縛から逃れようとしながらも、アヤメメソッドを次へ伝える4女への厳しい態度、
今まで以上の才能を見せ、自分の技を勝手に使いこなし始める4女…

そしてそして…


長かった様な短かった様な… 

この今まで秘密にされてきた菖蒲家の秘密を世の中に広めてしまうのか、秘密のままなのか。
という話も出てくるのですが、

読み終わって、私の頭の中には、細かいことは残って無い様な。
読み終わったころにちょうど体調が悪くなってきたというのも関係すると思うけれど、
(頭痛いのに、痛い合間を縫って読んでしまった
読み終わった後も、なんだか私も菖蒲家の魔術にかかってしまったようなそんな気分が続きました。


頭痛は治ったものの、体調いまいちでぼんやりすごしていたので、

今までのに比べたら、すぐに読めちゃうなんて気分にもなり、
一緒に借りた本も読み始めました。

ティンブクトゥティンブクトゥ
(2006/09/28)
ポール・オースター

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精神疾患があり、落ちぶれ今はホームレスの自称詩人ウィリーに飼われているミスター・ボーンズという犬の視点で語られたお話。

常に言葉を発していた主人のおかげか、言葉がずいぶんとわかるようになったミスター・ボーン。

環境は悪かったけれど、今までの主人とずっと一緒にいられた幸せ。
たどりついた先で新しい主人達との恵まれた環境の様な生活だけど、どこかさみしい気持ち。

ミスター・ボーンは特別なのかもしれないけれど、犬目線で語られる気持ちに、
うちの麦ちゃんは今幸せなのかな~とやっぱり考えてしまいます。

多分ハッピーエンドではない結末なのだけれど、悲しい、けど、少し幸せ? そんな余韻が残ります。










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