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火を喰う者たち

図書館では大人の方にありましたが、
中学生ぐらいからkかな?という感じなので、こどもの本に入れました。

火を喰う者たち火を喰う者たち
(2005/01/14)
デイヴィッド・アーモンド金原 瑞人

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テレビから流れる、キューバとミサイルの映像。父さんの咳、中学校の残酷な教師。不安に胸をしめつけられながらも、少年は、祈り、そして闘っていた。彼の祈りに、火喰い男マクナルティーが触れたとき、奇跡が生まれる   本書紹介文より

1962年米ソ冷戦のさなか、キューバ危機が起こり、第三次世界大戦への不安が増します。
イギリスの小さな海辺の町に暮らすロバートの周りでも、みなと違う中学校への進学、
学校での理不尽な体罰、父親の病気への疑い。
さまざまな不安が押し寄せてきます。

ロバートのお父さんは、戦争経験者で、戦争の傷跡を心に刻んでいるようです。

ロバートはたまたま訪れた町で曲芸師マクナルティーと出会い、強烈な印象を持ちます。
マクナルティは第二次世界大戦中ビルマの戦場で戦い、悲惨な体験の結果、
心に傷を負い、正気を失っています。
後にマクナルティーはお父さんと戦争からの帰還中に出会った男だということがわかります。

そのマクナルティーの不気味さ、は戦争の悲惨さを語っているようです。

自分の周りへの不安、先の見えない時代の不安、
いろいろな不安にどう闘い祈ったのか。
そしてなにが起こったのか…。

幼馴染のジョゼフ、同級生のエイルサ、都会から引っ越してきたダニエル達とのかかわり、
舞台となる浜辺の風景が目に浮かぶようです。

時代は、違うけれど、ロバートの抱えるいろいろなことへの不安は
今の時代にも共通するんじゃないかと思います。
うまく言えないけれど、日々の生活の中での心の揺れ、そして
少しの変化、風向きの変化のような変わり方
なんだかそんな雰囲気が良かったです。
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Comment

mii3さん
特に、その年頃の子のいろんな不安とか、心の葛藤とかというものは、きっといつの時代も同じなのかもしれないですよね。
やっぱり、自分に起こったことしか本当の意味ではわからないよな~と思いますが、これを読んだら、今までよりも少し感じられそうな気がしました。
2008.06.01 22:42 | URL | hinata #JalddpaA [edit]
atsukoさん
この本の紹介を見た時に、けっこう重い感じかな?と思ったのですが、
思ったより、さわやかな読後感で良かったです。
マクナルティーがどうかかわってくるのかが気になってしまうのですよ。
2008.06.01 22:37 | URL | hinata #JalddpaA [edit]
今も昔も不安材料は、変らないのですね。
それにしても、戦争まっただ中にいた人達の不安といったら、どう考えても想像もつきませんi-195
もし、自分がその時代に生まれ育っていたとしたら、どうなってたんだろうi-198

2008.05.31 23:29 | URL | mii3 #- [edit]
なかなか一筋縄ではいかなそうな、内容の深い本のようですね。

主人公達はその不安を乗り越えるのか。読んでいてラストが気になりました。
2008.05.31 13:49 | URL | atsuko #lfr8wrD. [edit]
クリスタルさん
ありがとうございます。
どういう風に紹介したら良いのか?
うまく伝わらないな~と思っていたのですが、雰囲気感じていただけて良かったです。

言葉で語るよりも、雰囲気として伝わってくる物が大きいお話だと思いました。
クリスタルさんの義父さんも大変だったのでしょうね。
そうして生きてきてくれたからこそ今があるのですものね。
もうこの先そんなことが起こらないようにと、願ってしまいますね。
2008.05.30 21:42 | URL | hinata #JalddpaA [edit]
おはようございます♪
hinataさんのお話を読んでいたら、映像として物語が動き始めたように感じましたよ^^

うちの主人の父はポーランド人で、戦争を潜り抜けてきました。
そんな中を逃げるようにそれこそタイタニックのような船に乗って、イギリスのサザンプトンからアメリカに移民してきたそうです。
先の見えない不安の中から自由を求めて逃げてきた義父がいたからこそ、主人がいて、そして子供たちがここに存在すると思うと、胸がいっぱいになります。
2008.05.30 09:20 | URL | クリスタル #zwLapsbc [edit]

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