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最近読んだ本2

海の島―ステフィとネッリの物語海の島―ステフィとネッリの物語
(2006/06/01)
アニカ トール

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第二次世界大戦初期、ユダヤ人の弾圧から逃れるため、スウェーデンの島へやってきた、
スティフと、ネッリ姉妹の一年間の話


スティフは12歳ネッリは7歳まったく知らない土地で親元を離れて暮らす事になる二人。
はじめは、二人とも同じ家に住むはずだったのに、ついてみると、別々の家に引き取られることになります。
ネッリの方の家は、明るい楽しそうな雰囲気があるのに
スティフの方は、陰気で堅苦しい雰囲気。
家も島のはずれ、まるで「この世の果て」のようなところ。
自然に言葉を覚え、この土地に溶け込んでいくネッリに対して、なかなか溶け込めないスティフ。
両親は、ビザをとってアメリカへ、
と言っていますが、なかなか思うように行きません。

もうネッリのようにすぐになじむこともできず両親の所にも戻れない。
「逃げてきた哀れな子供達」として、見られているもどかしさ
そし戦争の不安、いろいろな葛藤の中ででも一生懸命生きているスティフの姿にほっとしました。

実際、当時スウェーデンでは、ドイツ、オーストリアから500人のユダヤ人の子供を受け入れたそうです。
しかし、この後受け入れは厳しく制限されこの500人の子どもの親でさえスウェーデンに逃れてくることは出来なかったそうです。
500人のうち4分の3の子は親を失い、3分の2は里親の養子になることでスウェーデンに残り、5分の1はアメリカへ、10分の1はイスラエル、残りはカナダへ移住していったそうです。

スティフとネッリはこの後どうなるのでしょう。
この「海の島」は一冊目で、4部作という事なので、この後の二人の成長が気になります。


ハヤ号セイ川をいく (講談社青い鳥文庫 (75‐1))ハヤ号セイ川をいく (講談社青い鳥文庫 (75‐1))
(1984/01)
フィリパ=ピアス、足沢 良子 他

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デビッドの家は、セイ川に面して建っています。
ある大雨で川が増水した時に一隻のカヌーがデビッドの家の桟橋に流れ付きます。
カヌーの持ち主を探していたデビッドは、持ち主である、コドリング家の孤児アダムと知り合い、コドリング家に伝わる宝のありかを探し始めます。


こういう身近な謎解きの冒険のようなお話好きなんです。
文庫本にしてはずいぶん厚いのですが、一気に読めてしまいました。

アダムの家は、昔はとても繁栄して広大な土地を所有し、お金持ちだったのですが、今ではすっかり落ちぶれてしまい、とても貧しい暮らしをしています。
息子(アダムの父)が事故で亡くなってから、寝込んでしまい、ただただ息子が帰ってくると信じて待っている記憶も定かでないおじいさんと、
アダムのおばさんの3人暮らし。

宝の話はコドリング家の伝説として残っていますが、今となっては、本当の事なのかもあやしい。
でも、財政的に厳しい為アダムは、いとこの家へ行かないといけない事になり、
お金があれば・・・との思いで、デビッドと宝探しを始めるのです。

宝探しの面白さはもちろんですが、
デビッドの両親、アダムのことなど、登場人物の性格など細かく描かれている所が良かった。
それより何より、セイ川をカヌーでこぎまわるその風景が目に浮かび、
行ってみたいな~漕いでみたいな~という気にさせられます。
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Comment

higurashizoshiさん
どちらも心惹かれるなんて嬉しいです。
どちらも良かったですよ(^u^)
菱木晃子さん、知らなかったのですが、子どもの本の翻訳が多いのですね。

スウェーデンの受け入れの事、私も知りませんでした。
この子供たちの事もそうですが、第二次世界大戦のヨーロッパ事情なんてほとんどしらないことだらけです。
今頃本読んだり、映画見たりして、そんなこともあったのね、という具合です。
2008.03.07 22:59 | URL | hinata #JalddpaA [edit]
どっちも心ひかれる本です!
とくに「海の島」は、ぜひ読んでみたくなりました。
訳者の菱木晃子さんってスウェーデンの児童文学をたくさん訳してる方
ですよね。私、リンドグレーンから始まってスウェーデンの作品に好きな
ものが多いんです。

第二次大戦中にそんなことがあったなんて、初めて知りました。
読んだらhinataさんに感想、伝えますね。すてきな本を教えてくれて
ありがとうございます!
2008.03.07 11:49 | URL | higurashizoshi #3Fui4ppQ [edit]

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